千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(当時10)が虐待死した事件から24日で2年がたった。父親の勇一郎被告(43)=傷害致死罪などで懲役16年の実刑判決、控訴=の元同僚の女性は、「なぜ気づけなかったのか」と自分を責めてきた。もう悲劇は繰り返させない――。女性は、地域の子どもたちを支える活動を始めようとしている。
女性は、勇一郎被告と同じ沖縄県の職場で働いていた。2人と一緒に買い物や遊びに行ったこともある。被告は心愛さんの洋服を楽しそうに選び、2人はおどけるように笑い合っていた。被告は子煩悩な父に、2人は仲の良い父娘に見えた。
最後に心愛さんに会ったのは、父娘が野田市に転居する前の2017年の夏ごろ。いつもと変わらず、明るく人懐っこい笑顔を見せていた。その後もSNSなどで送られてきた笑顔の写真を見て、家族で楽しく暮らしていると思っていた。
「うそでしょ」。19年1月、…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル